寝違え

覚醒時に、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出るような状態。
首を動かすと痛みが出たり、痛みで首を動かせない時もあります。

むち打ち症

追突や衝突などの交通事故によってヘッドレストが整備されていない時代に首がむちのようにしなったために起こった頚部外傷の局所症状の総称。

頚椎症性神経根症

中年~高齢の人で肩~腕の痛みが生じます。腕や手指のシビレが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度には差異があり、加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、脊髄から分かれて上肢へ繋がる「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こる。

一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなる。
腕や手のしびれ・痛みがあり、頚椎を後方へそらせると症状が増強したり、上肢の筋力低下や感覚の障害が生じる場合もあります。

運動器不安定症

高齢化にともなって運動機能低下をきたす運動器疾患により、バランス能力および移動歩行能力の低下が生じ、閉じこもり、転倒リスクが高まった状態。

歩行・移動能力の低下による転倒のしやすさ、あるいは閉じこもりとなり、日常生活での障害を伴う疾患。

肩こり

首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感覚を生じる状態で、頭痛や吐き気を伴う場合があります。
首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉などの筋肉が、その中心と言われています。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

中年以降、特に40歳代、50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。

関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられていて、動かす時に痛みが生じる運動痛、時に眠れないほどになる夜の痛み等の肩関節の痛み、関節の動きが悪くなるといった症状があります(運動制限)。

肩腱板断裂

腱板が骨と骨(肩峰と上腕骨頭)にはさまれているという解剖学的関係と腱板の老化に関係があるとされていますが、明らかな外傷によるもの以外はハッキリとした原因がなく、日常生活動作の中で断裂が起きることもあります。

40歳以上の男性(男62%、女38%)、右肩に好発し(発症年齢のピークは60代)、四十肩・五十肩と違って、拘縮(関節の動きが固くなること)が少なく、挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でゴリゴリという軋轢音がするという場合もあります。

男性の右肩に多いことから、肩の使いすぎが一因とも推測されていて、断裂型には、完全断裂と不全断裂があり、若年層では、投球肩で不全断裂が起こることもあります。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、上腕や肩の運動や感覚に深くかかわる神経や血管が通っている胸郭出口(きょうかくでぐち)が圧迫されることによって、肩、腕、手のしびれや痛み、手の動かしにくさなどを自覚するようになる状態で、肩こりとして自覚されることもあります。

胸郭出口症候群はなで肩の女性に多くみられますが、筋肉を鍛えた男性に発症するタイプもあります。

側弯症

「側弯症(そくわんしょう)」とは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあり、通常は小児期にみられる脊柱変形を指す。
左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)などの変形を生じます。
側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがある。

日本での発生頻度は1~2%程度で、女子に多くみられ、原因不明の側弯を特発性側弯症といい、全側弯症の60~70%を占め、その他は、脊柱の先天的な異常による側弯を先天性側弯症、神経や筋の異常による側弯を症候性側弯症と言います。

ガングリオン

ガングリオンとは手と手首に多く現れる、ゼリー状の液体を含んだ腫瘤です。

関節の周辺や腱鞘のある場所に米粒大からピンポン玉大の腫瘤ができます。
硬度は軟らかいものから硬いものまであり、通常は無症状なことが多いが、神経のそばにできた場合は神経を圧迫して、しびれや痛み、運動麻痺などを起こします。

突き指

ボールや物で指を突いて、指先に大きな力が加わることによって起こる指のけがの総称。

指の腫れや痛み、動かしにくさなど、放っておけばそのうち治ると軽く考えられることも多いが、その症状には骨折や脱臼、腱や靭帯の断裂などが含まれており、中にはすぐに手術が必要な場合もあるため注意を要します。

ばね指

指を曲げ伸ばしする腱が浮き上がらないように押さえている靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)が終わる、指の付け根付近に力がかかることで腱や腱鞘が炎症(腱鞘炎)を起こし、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズさを失い、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じる。

朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくないが、進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態となってしまいます。

腰痛

姿勢の悪さや一定の姿勢が続いて腰の筋肉に大きな負担がかかる、 激しいスポーツや重いものを持ち上げた時など過度の運動や動作、肉体労働などで腰の筋肉を酷使した時に生じやすい。

また運動不足や加齢のために腰の筋力が衰えている場合は腰にかかる負担も大きくなるため、腰痛を起こし易くなってしまいます。

ぎっくり腰

急に起こった強い腰の痛み(腰痛)を指す一般的に用いられている名称(通称)で、病名や診断名ではない。
何か物を持ち上げようとしたとき、腰をねじるなどの動作をしたときなどに起こることが多いが、朝起きた直後や何もしないで起こる場合もあります。

X脚・O脚・XO脚

下肢の形態的異常をさす。
O脚(内反膝とも言われる)は、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないもの。

X脚(外反膝とも言われる)は、両膝が内側に彎曲した状態で、左右の膝の内側(大腿骨内果部)をそろえても、左右の内くるぶし(足関節内果部)が接しないものをいう。

XO脚は、太ももはくっついていて、膝下は外側に彎曲している状態のこと。
XO脚の場合、大腿内転筋の力が強いことによる「膝より上が内股、膝よりも下側が外に反っている」ことが特徴的で日本では若い女性に多く見られる症状とされています。

足の慢性障害

足の慢性障害には、種子骨障害、外脛骨障害、足底腱膜炎、踵骨々端症、踵骨滑液包炎などがあり、それぞれ特定の部位の痛みを生じさせます。

足は足根骨と中足骨が靭帯で結ばれ、縦横のアーチを形成し、筋肉や腱がこれらを補強する構造をしています。 スポーツ等によって、下肢に強い衝撃がかかった状況が続くと足の骨や軟骨、靭帯や腱に疼痛が発生します。

足の使い過ぎ以外に、足の柔軟性低下や筋力不足、扁平足などの障害の発生しやすい足の形、不適切な靴、悪い路面での練習などが発症の背景になっています。