慢性的なコンディション不良でお悩みによくある傾向とは

ヒトは「自分の事は自分が一番、よく分かる」という言葉があるように感覚や程度などの実態は、当事者の身体に生じていることだからこそ、当事者自身が一番、よく解っているものですが、その半面で、当事者は自身と第三者を比較できない以上、【自身ことだけしか解らない】という「客観的に現状を理解・把握することが難しい状況」に陥りやすい傾向にあります。

わたしたちは不調やつらさなどの《肉体的なイレギュラー》を感じた場合、それ関連した感覚(自覚症状)に基づき、事態・状況の収束を目指します。
自覚症状は本来、自身の身体に起こっている現状を痛みや違和感などで知らせてくれるサインである為、「自覚症状がある」以上、恐らく身体には何らかアクシデントが生じていると思われます。

しかし、自覚症状は必ずしも常に正確な情報を伝えてくれているものとは限りません。
特に慢性的な不調やつらさでお悩みの方の多くは痛みや違和感が長く常態化している影響を受け、自覚症状があるコンディションを“いつも通りの感覚”として捉え、【感覚の誤作動】を生じている場合があります。

このような【感覚の誤作動】こそが、無意識のうちに通常の感覚を惑わせた結果、“慢性的な不調やつらさ”として長期的で繰り返すコンディション不良を引き起こしているケースが少なくありません。

長く繰り返す不調の『なぜ?』を重視したアプローチ

当院をご利用のお客様は、ご自身のコンディションに長く繰り返す不調やつらさに対する改善・緩和を一番にお求めの場合が多く、また過去に当院のご来店に至るまでの間に他の施術院(治療院)やスポーツジムを利用していたり、動画サイトやTV、雑誌等を参考にしたセルフケアなど、その時のコンディション不良に対して【最善・最良のアプローチと思われる方法】をすでに実践している傾向にあります。

しかし、そのような状況にもかかわらず、不調やつらさが改善しない、繰り返すといったご自身にとって不本意なコンディションを抱え続ける現状に至っています。

なぜ、『最善・最良のアプローチと思われる方法』を実践しているのに、身体はコンディション不良を繰り返し続けるのか。その要因として、以下のことが推測されます。

「当時のコンディションに対して最適なアプローチを選択できていなかった」

セルフケアをしようとした時、多くの方は実際に肉体的なイレギュラーを生じているポイントではなく、その時の感覚(自覚症状)に基づいたポイントへのアプローチを優先して実践する傾向があります。
コンディション不良を抱えている方が、ご自身が感じているもの(自覚症状や直感的な感覚)に基づいて、アプローチ内容を選択・判断するというのは至極、当然のことです。

身体に不調やつらさを感じている以上、その時点で何らかのアクシデントが生じていると思われます。
しかし、不調やつらさを引き起こす原因・要因と現在、自覚症状として感じている『感覚的なもの(表面的なポイント)』が必ずしもイコールの関係とは限らないため、実際には『発症プロセス(表面的な感覚以外のポイント)』に存在しているということも少なくありません。

つまり、『感覚的なもの』だけを基に“最適なアプローチ”をした場合、アプローチの内容自体は正しくても、選択したアプローチそのものが現状のコンディションには適さないため、ただ「感覚的な満足度を得られるだけ」で、肉体的には不調やつらさを抱えたコンディションは変わらない(やってみたけど効果が無かった)という状況を生じさせてしまうのです。

また、『自身の主観(感覚的なもの)』だけに基づいた運動やエクササイズでは現状のコンディション不良に対しての有効性を十分に発揮できず、結果的に期待していた効果を得られにくいだけでなく、無意識のうちに「自分が普段から行っている身体の使い方(得意な動き)」無意識のうちに偏ることで、かえってバランスの差異を増長し、コンディションを整える上では逆効果となってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

「アプローチそのものが最善・最良な内容(クオリティ)ではなかった」

『最善・最良のアプローチと思われる方法』を実践しているのに、なぜ身体はコンディション不良を繰り返し続けるのか。もう一つの大きな要因として「アプローチそのものが最善・最良な内容(クオリティ)ではなかった」ということです。

仮に当時のコンディションに対して「 “最適なアプローチ” を選択できていた」としても、その内容に問題(クオリティが低い、出鱈目など)があれば、身体への還元効果はあまり期待できません。
このような状況は、自主的に行う「セルフケア」以上に施術院や治療院などで第三者によって提供される「施術」でも起こり得ることなので、『専門的な店で施術を受けたから』といって決して安心できるものではありません。

一見、適切な「セルフケア」、あるいは「施術」を選択できたとしても、その「内容(クオリティ)」次第で【必要なもの】とは言えず、結果的にコンディション不良を抱える身体にとっても最適なアプローチではなくなってしまう事があるのです。

ご利用をご検討のお客様の中には「【リラクゼーション要素】を最重要に求めた施術」をご要望になる場合がございます。

各施術院(治療院)によって提供される【施術】は、手法・手段や考え方が異なったり、目指す方向性も実に多種多様ですが、どのようなコンセプトの施術院(治療院)であっても「お客様のニーズに応えることを大前提とした内容(サービス)の提供」という認識は共通していると思います。

「【リラクゼーション要素】を最重要に求めた施術」においても、そのような施術内容をお求めになる方がいらっしゃれば、そこでしか得られないメリットもあるため、決して「【リラクゼーション要素】を最重要に求めた施術」が悪いという訳ではありません。

ただ、お客様が抱えるコンディション不良に対する施術も個々で程度や発症経緯が異なる不調やつらさによっては、アプローチに限界がある(施術効果の適応範囲)のも事実です。
特に慢性的な不調やつらさを抱えたコンディションに対して根本的な改善・解消を目指しているお客様の場合、「【リラクゼーション要素】を最重要に求めた施術」だけではそのニーズを達成しきれないことが少なくありません。

神戸北カイロプラクティック整体院は、慢性的な不調やつらさでお悩みのお客様が求めている【コンディション不良の根本的な改善・解消】を目指した施術院です。

当院の施術においてもお身体を整えていく過程で【リラクゼーション要素】は含んでいます。
しかし、これらはあくまでも “施術を構成する要素の一つ“ なだけであって、お客様と共に慢性的なコンディション不良の根本からの改善・解消を目指す上で、他でそのニーズ達成に有効性の高いアプローチがある場合、当院の施術では【リラクゼーション要素】を必ずしも施術の最重要に位置づけてはおりません。

その為、当院のご利用をご検討のお客様の中で「【リラクゼーション要素】を最重要に求めた施術」を一番にご要望の方は、ご満足いただけない場合がございます。
予め、ご了承下さい。

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